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神奈川新聞 1999年10月06日(水)
《教育里親募り日本を縦断中 スリランカの心感じて》
援護団体、子ら招き公演
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《教育里親募り日本を縦断中 スリランカの心感じて》
スリランカの女子高校生ら11人が伝統舞踊と演劇を通して 母国を紹介しようと、
日本縦断公演を行っている。
教育里親を募って、スリランカとインドネシアの子供たちに
教育援護を行なっている民間の非営利団体
「C.P.I.数育文化交流推進委員会(東京都三鷹市)」主催。
「感謝とともに、スリランカ人の温かい心を伝えたい」。
メンバーは23日、横浜で舞台に立つ。
C.P.I.は、1988年から、経済的事情で学校教育が
受けられないスリランカとインドネシアの子供たちに、
教育里親を募って支援している。
13歳の時点で成績優秀者を選び、日本の中学、高校に当たる教程を
修了するまで、里親が責任を持って里子の支援をするしくみ。
これまでに六千人以上の里子に支援を行い、現在も約1800人の
里親が、約2000人の子供を助けている。
スリランカ全般では高校進学率が二割に満たない中で、
教育里子は七割の進学率を維持しているという。
公演は三部構成で、第一・二部は小屋で暮らす貧しい家庭と
校舎で勉強する姿を紹介する劇。
里子たちが日本語で演じる。
第三部は民族衣装をつけての伝統舞踊で、
観客と一体になって歌う工夫もしている。
一行はすでに福岡や京都での公演を終了。
23日の横浜公演は、泉区民文化センター・テアトルフォンテで
午後二時半開場。
そのほか、13日には東京都児童会館(渋谷区)でも行われる。