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伊豆日日新聞1995年9月1日
スリランカの教育里子代表団、来日研修
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----- 以下掲載記事全文
≪農業の先端技術視察≫
−スリランカ里子代表団、田方農高など訪問−
県東部の、C.P.I.教育文化交流推進委員会(本部東京)
会員から、奨学金を受け勉強に励んでいるスリランカ教
育里子の代表団が、30日、函南町塚本の県立田方農高
を訪れ、中田邦彦交流ら同校関係者の案内で、バイオ栽
培など農業施設を見学した。
代表団は、僧侶のチャンダシリさんを断腸と刷る15人で、
17歳の高校生から36歳の日本語教師まで、高校・大学・
社会人で構成されている。
C.P.I.から奨学金を受け、日本語コンテスト1位、日本語作
文1位、唱歌コンテスト1位、シンハラ語作文1位、奨学生
テスト1位など、スリランカで優秀な成績を修めた奨学生た
ちが代表団員となっている。
一行は29日、日本に到着し、熱海市の少年自然の家に
宿泊してから、30日はC.P.I.静岡東部地域の野木勲さん、
修善寺町の高橋三郎さん、函南町の山田幸次郎さんらの
案内で函南東部農協、函南東中学校などに訪問してから、
田方農高を訪れた。
同校では、全自動の缶詰工場をはじめ、水耕栽培のトマト
温室、バイオ栽培によるコチョウラン、畜産の養牛などを見
学、日本語教師のマニケさんが通訳する中田校長の説明
にメモを取りながら真剣に聞き入った。
日本語コンテスト1位のディヌーシャさんと日本語作文1位
のネルニカさんは、美しい日本語で、
「スリランカはこれから発展する国。農業の先端技術を見ら
れ手嬉しい。人間の心が優しくなるには、動物や植物と接
することが大切と思う。」
「スリランカは資源は豊富ですが、お金がない。技術的に遅
れているので、日本から多くのことを学びたい。農業専門の
高校があるのは羨ましい」
などと感想を語った。また、日本語を学んでいる理由について
「日本語は面白い。漢字は難しいけれど、500文字くらいなら」
と口を揃えた。