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教育里親について Q&A


教育里親・教育里子って?

C.P.I.では、正会員には、教育里親になってくださるようお願いしています。
教育支援の対象の子どもの中から、特定するひとりを 「教育里子」として
見守って戴けるようにしています。

ひとりを見守ることで、漠然とではなくその国のことを考えられるようになります。
家庭の状況は? 学校生活は? 地域の環境は? など他人事ではなくなります。
国を通して人を見るのではなく、人を通して社会向上を考えられるようになります。
そして、ひるがえって日本のことも真剣に考えるようになります。
『経済優越日本人』ではなく、
『ともに生きることの大切さ』を真剣に知るように なります。

これが、日本で初めて教育里親制度を始めたC.P.I.のロマンです。

子どもたちが自立し、平和で豊かな社会をつくる人材として育つよう願い、
彼らとともに良い社会をつくりたいと考える人々の集まりが「C.P.I.の教育里親」です。

教育里子の選考方法について

協力学校が、貧困家庭にあっても成績優秀で、責任感の強い生徒をリストアップします。
現地の協力団体は、そのリストにもとづいて成績・家庭環境を調査し保護者と話合います。
その子が働かないとどうにもならない場合は、教育支援を続けることが難しくなるからです。


スリランカでの、教育里親による支援期間

スリランカでは、9年生から13年生卒業(高等課程卒業)まで。
大学に入学した学生には、現地に設置した特別基金で支援します。


スリランカでは、子どもたちにどのように使われていますか?

スリランカは公立学校は学費が無料です。試験費用も小額です。
しかし、6年生-11年生、12年生-13年生と高学年になるにつれ、学校数が著しく少なくなり、
そのため高学年になると通学が遠くなり、
バス代を工面できない家庭の子どもは学校をやめることになります。

学用品を使う量も高学年になるにつれて増えます。これも学校をやめる一因です。

スリランカでの1年生は、5歳のときです。
11年生の終わりにOL試験があり、12年生への進学率はようやく50%に来ました。
13年生の終わりにAL試験があり、合格者は大学・準大学・高等専門学校
(法律・会計・建築・教師など)へ進むことができます。
しかし、こちらも、高校修了者の30%ほどでしかありません。
大学入学者はさらにその三分の一です。
学校の放課後に補習クラスで勉強できる裕福な家庭の学生が上に行くこととなります。

C.P.I.で9年生から奨学をはじめる理由は、
8年生以降に学校をやめる子の中にいる優秀な人材を育てるためですから、
上記のような関門を突破するには、裕福な家庭の子に負けないだけの教育支援を
行わなければなりません。

ですから補習クラスを行い、その費用を支援金から使用しています。
『ぜいたくな教育』 をしているのではありません。
OL試験合格78%、AL試験合格70%という結果を出し、 医者・教師・技師・公務員・IT技術者と人材が育っているのは、
私たちの方法の成果と考えます。

スリランカの9年生の場合の奨学支援を例として書いてみます。

学用品  :ノート30冊とボールペン20本/制服2着分の布地と仕立て代/ 靴と靴下/
スクールバック/ 弁当箱/ 定規と色鉛筆/ 希望する本/数学勉強道具/ 世界地図帳など。
ノートブックは毎年オリジナルなものを10万冊を工場から直接買っています。
それ以外:補習学校の授業料/ 通学バス代/ 学校施設費/ 日本語教室 / 地域奉仕費用/
社会見学費用/など


教育里親による支援を終えると?

スリランカでは、2005年の10月から、卒業生が地域アシスタントとして参画することを奨励し、
C.P.I.は、そのための支援を開始しています。